むくみをともなう病気

むくみは部分的であっても慢性的症状には重大な病気からのサインである場合もあるので注意が必要です。



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むくみをともなう病気

気になる手足のむくみをともなう病気


全身の倦怠感、動悸、腱反射消失、しびれをともなった場合は“ビタミンB1欠乏症”が考えられ、女性で夕方にむくみの悪化を見る場合は“リンパ浮腫”といった病気の可能性があります。


ビタミンB1欠乏症には脚気とウェルニッケ・コルサコフ症候群があり、よく知られている脚気は、最近ではインスタント食品などを偏食するために増えている末梢神経の、ウェルニッケ・コルサコフ症候群はアルコール依存症の患者に見られる中枢神経の病気です。


ビタミンB1欠乏による疾患ですので、注射によって補えますが、過剰摂取による障害が報告されているので、治療は専門医の指導に従って実施してください。リンパ浮腫は、リンパ管の圧迫や狭窄のために、内容物であるタンパク質がしみ出したため むくみ が現れ、皮膚の変性と繊維化が起こり次第に硬化していく 象皮症 と呼ばれる病気へ進行することがあります。


本症を認めた場合、アイソトープによるリンパ管造影を行い狭窄部位を特定するほか、悪性腫瘍の検査にはCTスキャンを使用した検査が一般的です。


一過性のものであればマッサージや運動、ストッキング着用、温浴、手足を高くする等の対処療法で間に合いますが、繊維化し硬化を繰り返す場合は外科手術が必要ですので、病気の原因をつかむためにも、むくみが出て一過性でない場合は内科を受診することをお勧めします。


むくみをともなう病気